最初にNTPについて軽く説明をしときます。
NTPについて
NTP(Network Time Protocol)は、インターネットやローカルネットワークを通じてコンピュータのクロックを同期させるためのプロトコルです。1985年に初めて導入され、現在ではバージョン4(NTPv4)が広く使用されています。
NTPの仕組み
NTPは階層構造で時間の同期を行います。この階層は「ストラタム」と呼ばれ、最上位(ストラタム0)には原子時計やGPS時計などの高精度な時間源があり、その下にストラタム1、ストラタム2と続きます。各階層のサーバは、上位の階層から時間情報を受け取り、自身の時刻を調整します。
主な機能
- 時間の同期: ネットワーク上のすべてのデバイスが同じ時刻を持つようにします。
- 誤差の補正: 定期的に時刻を確認し、誤差を最小限に抑えます。
- 高い精度: マイクロ秒単位の精度で時間を同期します。
使用例
NTPはさまざまな分野で使用されています。例えば、金融機関では取引のタイムスタンプの正確性が重要であり、NTPを利用して取引時刻を正確に記録しています。また、分散システムやクラウドサービスでも、各サーバの時刻を一致させるためにNTPが使用されています。
設定方法
ADサーバにNTPサーバを登録する為には以下のコマンドを実行します。今回はよく使用されるNTPサーバである「ntp.nict.jp」を登録先として指定します。
w32tm /config /update /manualpeerlist:”ntp.nict.jp,0x8” /syncfromflags:manual /reliable:yes
オプションについて
おまけで各オプションについて解説します。
/update:
Windows Time サービスを再起動せずに変更した設定を読み込みます。
/manualpeerlist:
参照するNTPサーバーをIPアドレスもしくはFQDNで指定します。「0x8」は同期間隔をRFC1305に準拠した間隔に設定します。
/syncfromflags:
「manual」は上記で指定したサーバから同期を行う設定です。
/reliable:
自分自身をNTPサーバとして公開するかどうかの設定となります。公開する場合は「yes」しない場合は「no」。
同期できているかの確認方法
設定後に以下のコマンドを実行し、手動で時刻を同期させます。
w32tm /resync
以下のコマンドを実行し、時刻の同期状況を確認します。
w32tm /query /status
おわり


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