vCenter Serverの証明書更新後にVeeamでバックアップが取得できない場合の対処方法

インフラ

はじめに

VMware vCenter Serverの証明書を更新した後、Veeam Backup & Replicationでのバックアップジョブが失敗することがあります。これは、Veeamが新しい証明書を認識できず、vCenter Serverへのアクセスが拒否されるためです。本記事では、この問題の原因と解決方法について解説します。


なぜバックアップが取得できなくなるのか?

Veeam Backup & Replicationは、vCenter Serverへの接続時に証明書の検証を行います。証明書が更新されると、Veeam側に保存されている古い証明書との不一致が生じ、アクセスが失敗します。結果として、バックアップジョブが停止または失敗することになります。


対処方法

  1. 新しい証明書をVeeamにインポートする
    1. vCenter ServerのWeb Clientで新しい証明書を確認します。
    2. Veeam Backup & Replicationコンソールにログインし、以下の手順で設定を更新します。
      • [バックアップインフラストラクチャ] > [Managed Servers] に移動します。
      • vCenter Serverのエントリを右クリックし、[プロパティ] を選択し設定を進めていきます。
      • 証明書の確認が促されるので、内容を確認し、新しい証明書を承認します。
    3. 設定を保存して終了します。
  2. 接続エラーのリセット
    • 更新後も接続エラーが発生する場合は、Veeamサービスを再起動することでリセットを試みます。
    • [サービス] 管理ツールで「Veeam Backup Service」や「Veeam Broker Service」など、主要なサービスを再起動してください。
  3. 証明書のキャッシュクリア
    • 古い証明書がキャッシュされている場合、Veeam Backup Server側で証明書キャッシュのクリアが必要です。
    • vCenter Serverに再接続する際に新しい証明書をインポートすることで、正常な接続が確立されることがあります。

注意事項

  • 証明書の更新作業は慎重に行ってください。証明書エラーによるバックアップ停止はビジネスに影響を与える可能性があるため、業務時間外やメンテナンスウィンドウでの作業を推奨します。
  • 設定変更後、必ずテストバックアップを実行し、正常に動作することを確認してください。

おわりに

vCenter Serverの証明書更新後にVeeam Backup & Replicationが正常に動作しない場合、適切な手順で証明書の再インポートやサービスの再起動を行うことで、問題を解消できます。バックアップは非常に重要な運用要素ですので、定期的な確認と保守を怠らずに行いましょう。

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