Sysstat の使い方

インフラ

Linux サーバの運用で重要なポイントの一つがパフォーマンスのモニタリングです。その際に便利なのが sysstat ツール。この記事では、sysstat をインストールする方法から、主なコマンドの使い方までをわかりやすく解説します!


1. Sysstat とは?

sysstat は、Linux のパフォーマンスデータを収集・分析するためのツールセットです。
CPU 使用率、ディスク I/O、メモリ使用量、ネットワークトラフィックなど、サーバのリソース使用状況を監視できます。

主なコマンド:

  • sar: パフォーマンスデータの表示
  • iostat: CPU・ディスク I/O の表示
  • mpstat: マルチプロセッサの使用状況
  • pidstat: プロセスごとのリソース使用状況

2. Sysstat のインストール

まずは sysstat をインストールします。

CentOS / RHEL 系の場合

sudo yum install -y sysstat

Ubuntu / Debian 系の場合

sudo apt update
sudo apt install -y sysstat

インストール後、sysstat のサービスを有効にして開始します:

sudo systemctl enable sysstat
sudo systemctl start sysstat

3. 主なコマンドと使い方

3.1 CPU 使用率を確認:sar

直近 5 分ごとの CPU 使用率を表示します:

sar -u

特定の時間帯のデータを表示する場合:

sar -u -s 09:00:00 -e 12:00:00

3.2 ディスク I/O を確認:iostat

ディスクの I/O パフォーマンスを確認できます:

iostat

より詳細な情報を取得する場合:

iostat -x

3.3 プロセスごとの使用率:pidstat

プロセスごとの CPU・メモリ使用率を確認:

pidstat

特定のプロセスに絞りたい場合は -p オプションを使います:

pidstat -p <プロセスID>

3.4 マルチプロセッサの統計:mpstat

CPU コアごとの利用状況を確認:

mpstat -P ALL

4. sysstat のログデータを活用

sysstat はデフォルトで 10 分ごとにデータを収集し、/var/log/sa/ ディレクトリに保存します。過去のデータを確認するには次のようにします:

sar -f /var/log/sa/sa<日付>

例:11 月 18 日のデータを確認

sar -f /var/log/sa/sa18

5. 日常運用での活用例

  • パフォーマンスのトラブルシューティング
    サーバの負荷が高い場合、sar を使ってどのリソースがボトルネックになっているか分析します。
  • 定期レポートの作成
    sysstat のデータをスクリプトで集計し、定期的にレポートを生成することで運用の効率化が可能です。
  • トレンド分析
    過去のデータを蓄積してトレンドを分析することで、リソースの増強タイミングを予測できます。

6. まとめ

sysstat はサーバ管理者にとって非常に強力なツールです。CPU、ディスク I/O、ネットワークなど、さまざまな情報を簡単に取得できるため、運用効率を大幅に向上させることができます。

本記事を参考に、日々のサーバ運用にぜひ sysstat を活用してみてください!

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